馬の適性を見極めるのは難しい。


結果
1 トゥルボー
2 サーブルオール
3 フォイヤーヴェルク


3:29.0 (12.86/f)

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前半はコウユーホクトがハナに。その番手にホッコーメヴィウスが付け、ハルクンノテソーロ、コウユーヌレエフなどが先行集団。サーブルオールはやや控える競馬で、トゥルボーやフォイヤーヴェルクは後方寄りから。割と想像していた展開に近かった。
この後に馬群が固まる事を考えると、序盤に縦長になった際に前に言った馬は脚を使ってしまったことになる。

njs2
コウユーホクトは逃げたい訳ではなかったらしく、コーナー辺りからペースはガクッと落ちる。緩め1周目のホームストレッチでハルクンノテソーロが前へ進出しハナを奪う。
トゥルボーやフォイヤーヴェルクはまずここで序盤のポジション差をロスなくリカバー出来たのが大きかった。ポジション差が小さくなった事で、中盤で脚を溜めることが出来たのだろう。

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2周目の向こう正面でもそれほど大きな動きはなかったが、サーブルオールが若干前に出てきて前のペースが上がったようにも見える。結果的に、この動きはやや早かったという印象である。
トゥルボーはこの辺りで外に誘導されて進出開始。フォイヤーヴェルクはまだ前と差がある。ただし、差があるとは言ってもコーナーで取り付ける範疇で収まっていた。

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コーナーからサーブルオールが早めに仕掛けて直線へ。トゥルボーはコーナーで外から取り付き、直線でも外から脚を使っている。
フォイヤーヴェルクは最後の直線のハードルを飛び終わった所でまだ7番手辺りだったが、ここから前の馬を交わして3着に入った。

トゥルボーは前半で脚を温存し、終盤にバッチリのタイミングで仕掛けられた好騎乗が光った。前半に脚を温存し、は元々前に行けない馬が、序盤~中盤の展開で楽を出来たという事で解釈できる。
ただ、この展開で差せるのはあまりにも想定外。トゥルボーの上がりは37.7だが、その上がりを使えるなら前走は流石にもう少し伸びているはずだし、中山を使っていたのも意味が分からない…状態は良さそうだったが、それ以外に買い要素はなかったと思う。

序盤から前での競馬を選択したコウユーホクト、ハルクンノテソーロ、ホッコーメヴィウス、コウユーヌレエフにとっては苦しい展開となったのかもしれないが、そう考えると、前目から運んでいたサーブルオールは強い内容の競馬だったと言えそうだ。新潟で一番安定して走れそうなのはこの馬。

フォイヤーヴェルクは展開が嵌まった。後方からになるのは想定通りなのだが、終盤まで脚を残せた上で間に合う位置に居られたのが大きかった。新潟はやはりコース形態的に差しが決まりやすいので、団子に近くなると脚比べになるよね。


予想は◎コウユーヌレエフで外れ。そもそもトゥルボーは買わないので仕方ないが、前がキツい展開で無理せず脚を残してくれるのが森くんの強みなので、今回はそれが出なかったのかもしれない。それよりも、もう少し淡々としたペースになってくれれば、ポジション差を使いながら粘れるような展開になったのかもしれない。難しい。


単勝オッズ41.3, 7.3, 8.0倍から推定したオッズは
  馬連:11470 (10550)
 三連複:34880 (25900)
 三連単:297720 (281650)
だった。
トゥルボーは複勝オッズも840円と推定より安く、連複系では単勝以上に売れていたのだろう。


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