レパードS
新潟ダ1800m 3歳G3

年によるレベルの差が激しい印象のある重賞。

私が参考にしている、
・当該レースでのデータ(位置取り、人気、枠順など)
・前走データ(位置取り、人気、枠順など)
・ラップの傾向
を過去10年についてまとめています。
これを見ながら展望を書いています。


・当該レースでのデータ
2-1

1番人気は10年で4-2-2-2、3番人気以内では15/30。上位人気の好走率は悪くないのだが、2桁人気が7頭好走しており、狙うなら中途半端な穴より大穴と言えそう。
4角2桁番手は3頭で3着まで。差しが全く馬券にならない訳ではないが、新潟のダートらしく基本的にはやはり前。4角先頭は7/10が馬券になり、穴も出る。好走馬の上がりが37秒台以上になる事が珍しくなく、特に良馬場では上がりが掛かる。
2桁馬番は10/30。穴は出ているが同時に人気サイドが多く、期待値的にも外は気持ちマイナスかなという印象。
牝馬の好走は3頭。大穴が出ているのは気になる。


・前走データ
2-2

前走馬券圏内は17/30。
前走G1・Jpn1が11頭。エピカリスは取消なので、実質的には10頭全てがJDDから。前走は0-4-1-5で、前走凡走のうち3/5がレパードSで9番人気以下に、それ以外は1,2番人気だった。
その他の重賞は5頭。ユニコーンSから4頭で、前走は0-0-2-2。ケンシンコウ以外は前走で3番人気以内に推されていた。前走なお4頭は全てレパードSを勝っている。その他は兵庫CS4着からのレガーロ。
JRAのOPは2頭。青竜S8着と白百合S8着から。
JRAの条件戦からは10頭。全て6月以降の古馬混合戦(なので斤量は必然的に+2kg)。前走3勝クラスはビッグスモーキーのみ(2人気5着)。前走2勝クラスが7頭と多く、前走は6-0-0-1(4着)。5頭は前走1,2番人気だったが、前走4着のヒラボクラターシュを含む2頭は前走5,6番人気。前走2勝クラス勝ち馬は人気薄になりづらい。前走1勝クラスの2頭は1,2番人気で勝ってきた馬だったが、それでもレパードSでは人気にならなかった。
その他、地方交流重賞ではない地方の競走から2頭。


・ラップタイム
2-3
2-4
図の棒グラフは各ハロンにおけるラップの標準偏差、右ラベルに対応
青線は良馬場のみの平均

前後半に分けると48.7-49.9とハイペースバランス。
序盤のポジション争いでペースが上がり、急なコーナーでペースが落ちた後、向こう正面である程度流れつつ3-4角でまたペースが落ちて、直線で再加速、という展開が典型的。レースラップの上がりは平均して37.4。
ハイペースバランスながらも、ラストの直線での再加速はほとんどの年で見られるため、ここでもう一度脚を使える事が必要。コーナーで仕掛けるのが難しいため、新潟のダートらしく前が有利になるのは自然である。
ラストの直線での加速+落ち込みは年によって程度がまちまちだが、これはレースレベルのバラつきの影響が大きいと考えている。