神戸新聞杯
中京芝2200m 3歳G2

菊花賞トライアル、今年は中京開催。

私が参考にしている、
・当該レースでのデータ(位置取り、人気、枠順など)
・前走データ(位置取り、人気、枠順など)
・ラップの傾向
を過去10年についてまとめています。
これを見ながら展望を書いています。

2020年も中京2200で行われた。

・当該レースでのデータ
2-1

1番人気は10年で8-1-0-0と非常に強く、3番人気以内でも21/30ととにかく人気サイドが堅実。勝ち馬は全て3番人気以内からで、昨年は14番人気が3着に好走したものの、大きく荒れるつもりで買うには分が悪そうだ。
4角2桁番手は8頭、差しはそれなりに可能だが、勝ち馬について言えば8番手以内から。相対的な人気薄も差しから出ることが多い。4角先頭は3頭、メイショウテッコンは6番人気だが3着までで、逃げの優位性は目立たない。好走馬の上がりは典型的には34秒台だが、スローでは極端に速くなることも。
2桁馬番は11/30で頭数を加味すればほぼ期待値通り。枠順はあまり気にしなくて良さそうだ。


・前走データ
2-2

前走馬券圏内は20/30。
前走G1は18頭。ダービーが17頭で、前走は5-3-2-7。着外のうち4頭は4,5着で、大きく負けていた馬でなく上位に入線した馬が順当に好走する。ダービー好走組は当然人気になり、神戸新聞杯を5番人気以下で好走したのはサウンズオブアースのみ。ダービーで人気薄だった馬も好走するが、神戸新聞杯の勝ち馬はダービー5番人気以内。残りは宝塚記念5着からのマウントシャスタ。
その他の重賞は3頭でラジオNIKKEI賞。前走は1,1,8着で、ロードアクレイムが人気薄で好走。
OP特別は2頭。白百合S7着と若葉S2着から、いずれも前走は2番人気だった。
条件戦からは7頭。3勝クラスはリアファル1頭のみ(1着)で、神戸新聞杯を条件戦から勝ったのもリアファルのみ。2勝クラスが5頭で、前走は3-2-0-0。前走は4番人気以内1勝クラスは昨年のロバートソンキー1頭のみで、前走で1倍台の人気に推されていたとは言え2着に敗れていた。
前走で4角先頭だったのはリアファルのみで、特にダービー組は前走で差しに回っていた馬が多い。


・ラップタイム
2-3
2-4
図の棒グラフは各ハロンにおけるラップの標準偏差、右ラベルに対応
青線は良馬場のみの平均

昨年のみ中京で距離も異なるため、参考程度に。
阪神2400というコースは分かりやすく、中盤までが緩めで残り800勝負という展開だった。極端に速いラップを要求されることは多くないが、スローに振れると直線で10秒台が出現していた。
中京2200にコースが替わった昨年はよりダラっとした展開となり、直線でのトップスピード要求度が大幅に下がった。