まったり観戦・予想・回顧

スポーツ観戦・予想・回顧などのブログ 競馬(障害や海外競馬も)メイン、モータースポーツ、サイクルロードレース、スキージャンプなど 競馬に関して: 単なる予想ではない、考察を心がけています。 2020年に公開した予想記事の回収率は119.8%でした。 ※メッセージ・コメント等は基本的に目を通しておりますが,管理人のプライベートな状況等により,反応が遅れる場合があります.ご容赦下さい. また,他者から見ても単に不快なだけだと客観的に思われる内容に関しては,コメントの削除ないし投稿拒否の措置を取らせて頂く場合がございます.もちろん建設的なご意見・批判であれば歓迎ですが,インターネットリテラシーあるコメントをお願い致します.

レビュー

ウマ娘のOPで再現されているレース

ウマ娘プリティダービーのOPのサビの部分には競走シーンが出てきますが、
これらは実際の過去のレースを再現したものです。

続きを読む

書籍レビュー 「メカニズムから理解する馬の動き パフォーマンス向上のためのビジュアルガイド」

直接競馬に関わる本ではないですが、馬について知るのに良い本です。


メカニズムから理解する馬の動き
パフォーマンス向上のためのビジュアルガイド
緑書房 2015年


続きを読む

ソフトバンクのスキージャンプのCM

年末年始にやっていたソフトバンクのスキージャンプのCMの話です。

続きを読む

書籍レビュー:「新 馬の医学書」

2012年の本ですが、この本を。


続きを読む

書籍レビュー:「馬場のすべて教えます~JRA全コース徹底解説~」

2015年に出た本ですが。


馬場のすべて教えます~JRA全コース徹底解説~ (競馬道OnLine選書)
小島 友実
主婦の友社
2015-04-15


「馬場のすべて教えます」というタイトルにあるように、JRAの全10コースの馬場について詳細に解説してくれるという本。

コースについての解説というと、コースデータ毎の好走条件を紹介したり、ラップの特徴を見つけ出したりという文脈が多い。ネット上を探すとそういう試みは割と出て来るし、書籍でも少なくとも何冊か存在しているのを見たことがある。

しかし、この本はそういう観点ではなく、もっとベースの部分に立ち返って解説している本である。
つまり、
「各競馬場の馬場の特性・馬場造園課の仕事についてを解説した本」
である。
予想にそのまま使える事が書いてある訳ではなく、予想に使える余地のある素材として、馬場について知ることが出来るというコンセプトである。「読み物」と言うと分かりやすいかもしれない。
芝がメインだが、ダートについても記述してある。

内容はかなり詳しい。少なくとも、各競馬場の馬場造園課に聞き取りをしているテキストは他にないだろうし、各競馬場における芝の管理のための仕事を紹介している本も他にはないだろう。
なので、
・ 色のついていない知識を入れたい人
・ 読み物として馬場に興味がある人

にはかなり良い本だが、
・ とにかく予想に役立てたい人
にとっては遠回りと言える。


内容は
◆ 馬場の基本
 芝の種類
 路盤について
 トレセンの馬場
などについてのオーバービュー。
ここだけでも結構面白い。

◆ 各競馬場ごとの解説
10あるJRAの競馬場について、それぞれ
 コース図と断面図、路盤
 馬場造園課への質問
 各競馬場の特徴とトピック
を紹介・解説している。それぞれ7-8ページ程度。
それほどボリュームがある訳ではないが、近年の変化・傾向について記述してあるのは面白い。

◆ 馬場管理の方法
普段、馬場造園課がどういう仕事をしているのかについての紹介。
それほど長くないが、「どう芝を補修するか」「含水率について」などのトピックが取り上げられている。

◆ 馬場に関する素朴な疑問

良くありそうな疑問について、馬場土木課の方に答えてもらっている。
「レコード出そうとしてない?」「ローラーで固めてない?」など、馬券購入者が考えそうな事を聞いてくれている。

◆ 座談会
馬場土木課の方々との座談会。
今後の方向性などが聞ける。読み物。

◆ オマケ
地方競馬場のコース図と、海外の主要競馬場の芝・オーウウェザーの素材紹介。
そんなには役に立たなさそう。


内容はあるが、ボリュームはそんなにない。これで1620円+税はちょっと高いと思う人がいるかもしれないが、割とオンリーワンな情報を提供してくれているので、ウンチクとしても馬場について知りたいという人なら十分満足できる。純粋な馬券野郎にとってはコスパが悪いので、「コース適性」みたいな本を探すことをおすすめする。

最後に一つ。
障害コースについては何も紹介されていないので、そこを期待して買ってはいけません。
コース図に一緒に書いてあるだけです。



JRA×けものフレンズ ウマのフレンズ

ウマのフレンズ

ちゃんと見てみました。
「ウマのトリビア」の内容はけっこうちゃんとしてました。


最初にサイトを訪れると、まずこういう選択肢が出てきます。
uf1
AとDを選んでみましたが、どちらもそのままトップページ?に移動したのでコンテンツ的な差はないようです。単純なサーベイなのでしょう。
それにしても、CとDの差が大きすぎるような気がするんですが・・・

コンテンツは以下の5つ。

・ウマのフレンズ プロフィール

スペシャル動画に登場する(オリジナル)キャラの紹介。
栗毛・青鹿毛・白毛のサラブレッドに対応する3キャラ。大した中身は無し。

・けものフレンズ診断
選択肢を選んで診断した結果をSNSに投稿できるコンテンツ。
"SNSに投稿できるコンテンツ"である事が重要なので、コラボ企画との関係性は薄い。

・教えて獣医師さん!
本家よろしく、教育番組的な専門家による動画での解説。
uf8
30秒しかなく、ほぼ静止画。中指が伸びて云々~とか言われても、画像が無いと分からなさそうではある。

・ウマのトリビア

サラブレッドに関する解説。
4ページもあり、ちゃんとした解説が書いている。
「ウマの表情と気持ち」あたりは良くまとまってました。

緑色のボックスの中だけやたら詳しい解説が書いてあって笑う。
「競走馬が付けているブリンカーは~」→ブリンカーって何?
「馬の歴史は約5500万年前までさかのぼられ~」→長っ!

・すぺしゃる動画「けいばじょう」
3分半ほどの動画。東京競馬場が舞台。
uf2
uf3
uf4
ジャパリバスで侵入。

前半は競馬場の内装や設備についての紹介。
スタンド内の様子だけでなくパドック、さらに競馬場内の乗馬センターや日吉ヶ丘公園の海賊船ダービー号、さらには出張馬房(?)までサラっと登場しています。
uf9
uf5
uf10
uf11
東京競馬場に何回も行っている人でも、パドック以外行ったことないわ!って人が多そう。
乗馬センターは最近リニューアルされたらしいですね。
しろげがやっているのが障害馬術だという事は、伝わるんだろうか?

ちなみに東京競馬場の出張馬房は300あるらしい。(他の競馬場よりは少なめですが)
uf12
競馬場の北東側にあるのがそれでしょう。


地下馬道を通ってコース内へ。「かけっこ」をします。ジャパリバスも参戦していますが気にしません。
uf13
ちなみに見て分かるように、ゲートが無いどころかバリア式の発走ですら無いです。バリア式ですらない発走方式のレースも世界を探せばあるらしいですが・・・
「かけっこ」なので「レース」ではないという事でしょうか。

動画はここで終わり。レースはあおかげが勝ったようですが、レース映像が無くて残念。
uf7


書籍レビュー:「海外競馬・勝つためのプレミアム・データ&テクニック」

タイトルの通りです。

「海外競馬・勝つためのプレミアム・データ&テクニック」
という本が競馬王馬券攻略本シリーズから8/8に発売されました。



海外競馬の馬券がJRAから発売されるのに合わせて発売されたと思われるこの本。
(海外競馬馬券の詳細はこの記事で)
海外競馬に関する本が出版されるのは、恐らく10年ぶりくらいだと思われます。
内容を確認してみるために買ったので期待はしていません。チラッと見た感じで立ち読みで良さそうでしたが面倒だったので。


さてその内容はというと、
「農林水産大臣指定予定リストの24競走について簡単にまとめた本」
です。それ以上でもそれ以下でもありません。

コンテンツの大半は
◆各競走の行われるコースや条件
◆当該レースの過去10年の結果及び傾向
です。例えば凱旋門賞だと、
ロンシャン(とシャンティイ)のコース形状と負担斤量、過去10年の1-3着馬とその父・母・母父、前走成績
が載っています。

その他のコンテンツは

◆各国(24競走が行われる国、以下同じ)の競馬の簡単な概要

◆各国の2015リーディング騎手・厩舎・種牡馬・BMS

◆海外競馬についてのいくつかのコラム

です。


↑ここまでが客観的な情報。

↓ここからは個人的な感想を含むレビュー。


①海外馬券を買うための本として
JRAから海外馬券が発売されるのに合わせて書かれた本としては、こういうコンテンツの並べ方は合理的だと思います。各レースについて性別・年齢・調教師・騎手の傾向が書いてあるのでそれを参考にする事は出来ます。ただし、海外競馬について殆ど知らないオヤジがこれを見て、どの馬を買えば良いか判断出来るようになるというような本ではありません。もちろん、それで満足だという人にとっては、この本は良い教科書になるでしょうが。
また別の問題として、例えばドイツやイタリアの競馬について全く触れられていないなど、紹介しているレースに他の国から有力馬が出走してきた場合に対応できないという問題があるでしょう。今後もノヴェリストみたいな馬が出てくる可能性はありますし。
データ本としての詳しさはないが機能はする、という感じでしょうか。ゼロから予想をするにはこれくらいで十分かもしれません。

②海外競馬を知るための本として
はっきり言ってあまり役に立ちません。その理由として
・各国における路線ごとのローテーションが分からない
・血統的背景が紹介されていない
・そもそものレース体系について触れられていない
・過去のレース結果が完全に「結果」のみで内容が分からない
などがあるでしょう。要は”読み物的面白さ”に乏しい訳です。
その大レースがその国や地域においてどういう位置付けなのかを知るのは楽しいでしょう。過去のレースの内容や背景を知れば興味が湧いてくるでしょう。しかし、そういうのは無いです。あくまで教科書的な内容のみです。
海外の種牡馬リーディングだけを見て何かを理解できる人は、既に知識がある程度ある人でしょう。もうちょっと解説があると良かったんでしょうが、長くなるので仕方ないですね。
コラムは良いと思います。海外競馬についてほとんど知らない人が読めば、日本の競馬ファンとして欲しい知識が書いてあると思います(ただし網羅的ではありません)。また、巻末の「世界の馬主・この10人」は短いですが、こういうコンテンツは読み物的要素として重要だと思います。
ちなみにコラムのうち1つに「各国のクラス分けは?」というのがあるのですが、「各国でまちまち」で終わらせていたのは残念でした。

③感想
内容はぶっちゃけ薄いです。「海外競馬の馬券が発売されるらしいから即PATで買ってみたいけど、海外競馬なんてほとんど知らねーわ」って人向けです。知識はあまり付きません。
つまり、これは読み物ではありません。ある海外レースの馬券を買いたい人が、そのレースについてちょっと見てみるための本です。
「ラビットって何?」「ゲート番と馬番って一緒じゃないの?」
みたいな人なら買ってみても良いかもしれませんが、それでもちょっと高いです。
当然予想される通り、海外競馬についてある程度の知識がある人にとっては、目新しい事は書かれていません。というか知らなくても自分で調べられるでしょうし。

それはそれで大方商品説明通りなので良いんですが、海外競馬について知りたい人がどうすれば良いのか書かれていないのは不親切だと感じました。hkjcのサイトが詳しいというのは紹介されていましたが・・・
筆者が現地で馬券を買っている話があったのですが、そういう話をもっと入れてくれたら個人的には良かったのですが。
④そもそも
この本に書いてあることの大半を知らない人が、わざわざ海外のレースの馬券なんて買うんですかね・・・
よほどJRAなり競馬メディアなりが頑張らないとキツイ。
まずはちゃんと愛チャンピオンSの放送もしたほうが良いと思う。


「海外競馬完全読本」の最新版を出してくれるのが一番ですね。
最新は2006-2007ですが、今のところ圧倒的に内容が充実しているのは10年前のこの本です。
その内詳しい本が出ると思いますが、出ないなら同人誌でも出せばいいんじゃないだろうか。



タグ絞り込み検索
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計: